暑い夏、子供の体調不良や発熱・嘔吐は熱中症かも?大人が気を付けてあげよう!子供の熱中症の予防対策と、その症状や応急処置
7月に入りました!
今日もむし暑くなりそうです。
これからの季節、大人も子供も気にしたいのが「熱中症」です。
体がまだ暑さに慣れない梅雨の晴れ間なんかも、熱中症のリスクは高いそうなので、要注意。
ちょうど昨日、ヒヤリとした事が。
うちの息子ちゃんが外出時に自分で鍵を閉めると言い出し、「ママ先に行って!」と言うので私が先にドアの外に出ると鍵を持ったまま内鍵を閉めてしまいました💦
そして、息子は内鍵を自分で開けれず閉じ込められてしまいました

ドアの向こうで大泣きです

運良くばぁばが近くでお買い物をしてたので、ドアの向こうの息子をなだめてひとっ走り鍵を借りて事無きを得ましたが、閉め切った室内で何時間も助けてあげられなかったら危なかったなぁと思いました。
ニュースでも、車で内鍵を閉めちゃった子供が熱中症になってしまったと言っていましたし、子供は予期せぬ行動を取ることがあるので、鍵の扱いにも気をつけたほうがいいですね…。
特に、幼児は体が小さい分環境の影響を受けやすいです。
同じ水分量が失われたとしたら、大人より小さな子供の方が体重に対する割合としては大きくなりますよね。
つまり、脱水を起こしやすいのです。
体温の調節機能も未発達ですし、自分で洋服を脱ぎ着して体温調節を行なったり、自分でお水を用意して飲んだりが難しいので、保護者や周りの大人が気をつけてあげるしかありません。
小さいお子様の熱中症は、保護者の責任と言っても過言ではないかもしれませんね。
私も、この機会に熱中症についての知識を身につけておこうと思います。
子供の熱中症を予防するポイント
環境省が出している熱中症環境保健マニュアルによると、子供の熱中症を防ぐポイントは次の4点です。
・顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう
子どもを観察した時、顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇していると推察できるので、涼しい環境下で十分な休息を与えましょう。
・適切な飲水行動を学習させましょう
喉の渇きに応じて適度な飲水ができる能力を磨きましょう。
・日頃から暑さに慣れさせましょう
日頃から適度に外遊びを奨励し、暑熱順化を促進させましょう。
・服装を選びましょう
幼児は衣服の選択・着脱に関する十分な知識を身につけていません。そのため、保護者や管理者は熱放散を促進する適切な服装を選択し、環境条件に応じて衣服の着脱を適切に指導しましょう。
他にも気を付けてあげたいこととして、以下のような点があります。
・地面の熱に気をつけましょう
背が低かったり、ベビーカーの利用などで大人よりも地面に近い環境で過ごすことが多く、地表からの熱を受けやすくなります。
熱くなったアスファルトの上で長時間過ごすことは避けたり、子どもの高さの気温や湿度を気にかけましょう。
・車内などの暑い環境に置き去りにしないこと
乳幼児は自分の力で移動したり状況判断ができないこともあり、「寝ているから」「ちょっとの時間だけ」としても放置することはとても危険です。
特に、たとえクーラーをつけっぱなしにしていても車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。
冒頭のように内鍵を閉めちゃったり、予期せぬ事故になることもありますからね

・室内でも油断しないこと
日差しがない屋内では大丈夫だろうと油断しがちですが、室温が高くなることで室内でも熱中症は起こります。
特に閉め切った室内は、気がつかない間に高温多湿な環境になっていたりします。
風通しを良くしたり扇風機や冷房を適切に使用し、屋外と同じ対策を意識しましょう。
・外遊び時も良く見守りましょう
遊びに夢中になると、のどの渇きや気分の悪さなどの熱中症のサインに気づくのが遅くなります。
子どもや特に乳幼児が遊びに夢中な場合には、大人が見守り休憩や水分補給をすすめましょう。
また、直射日光を遮る帽子や、首に冷たいタオルを巻くなどの暑さ対策もしてあげられます。
熱中症の症状と応急処置
注意していても、お子様が熱中症になってしまう場合もあるかもしれませんよね。
熱中症とは、温熱環境下に身体が対応できないことによって起こる脱水症状、体温上昇とそれに伴う血流の循環不全などによって起こる症状の総称なのだそうです。
…難しいですね。
では、具体的にはどのような状態の時に熱中症を疑えば良いのでしょう。
症状としては、めまい・失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗・頭痛・不快感・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温などがあげられます。
分かりやすく言うと二日酔いのような状態になるそうです。
でも、子供は自覚症状を訴えることが出来ない場合もあります。
以下のようにいつもと違う体調の変化が高温多湿の環境で起こったときは熱中症かもしれません。
・顔がほてって汗が止まらない
・ぐったりしていて元気がない、機嫌が悪い
・足がつるなどの筋肉の痛み
・気持ちが悪そうだったり、吐く
・ふらついてうまく歩けない
・顔色が悪い
・体温が高い
・けいれん
・逆に暑いのに汗をかいていない、手が冷たい
・ぼーっとしていて話しかけても反応がおかしい
・意識がない
まず、意識がない場合や話しかけても反応がおかしいなどの意識障害がある場合は、救急車で医療機関に搬送しましょう。
救急車が来るまでの間に、体を冷やす応急処置を行うと良いでしょう。
また、飲んでも吐いてしまったり自力で水分が取れない場合や、体が熱く体温が高い場合、応急処置では回復しない場合も医療機関に搬送しましょう。
応急処置としてできることは、次のようなことです。
①体を冷やす
・涼しい場所に移動する。
・衣服を緩めて体温を下げる。
・足を心臓より高くして横になる。
・氷嚢やアイスノンなどで冷やす。首の後ろや脇の下足の付け根などの太い血管がある部分を冷やすと効果的。
・必要なら、皮膚に冷水をかけてうちわや扇風機で風を送って体温を下げる。
②水分と塩分を補給する。
・意識のない場合や反応がおかしい場合、また吐いている場合は無理に口から水分を取らせると危険です。
コップやストローマグや哺乳瓶を持たせて、自力で飲めない場合は医療機関にかかりましょう。
・水分補給にはナトリウムを100ml中40〜80mg含んでいるスポーツドリンクや経口補水液が適しています。
熱中症は重度になると命が危険になる可能性もあります。
万が一、お子様やご自身、周りの方に熱中症が疑われた場合にも、いち早く対応してあげられれば重症にならずにすみますね!
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