「抱っこして~」を卒業する方法

「抱っこして~」はいつまで?子供が抱っこを卒業する方法

「ママだっこー」と言ってくる子供はとっても可愛い!

ですが、2歳、3歳とだんだんと体重も重くなってくると体力に限界を感じますよね。

腱鞘炎や肩こり、腰痛…

抱っこできるのも今のうちだけだと分かっていても、

新生児から小児まで、それぞれの時期で抱っこ問題に悩む親は多いように思います。


抱っこの要求は一体何歳まで続くんだろう?

どうしたら抱っこしなくても大丈夫になるんだろう??

抱っこの要求を聞いていて、わがままになったり、自立しないなどしつけ上の問題はないのか???


子供の抱っこの要求に、親はどうやって対応していくのが良いのでしょうか。

また、子供が早く抱っこを必要としなくなるにはどうすれば良いのでしょうか。


子供が抱っこを要求する理由

自由に動き回れない新生児のうちは、抱っこしてもらうことは生存につながる最重要事項です。

でも、自由に自分で歩けるし、気分によっては手をつなぐのも振り切って歩いて行ってしまう2歳前後の子供がそこまで抱っこしてもらいたがる理由って何でしょう。


それは主に、甘えたいから、です。


疲れたとか、足が痛いとか、眠たい、怖いなどの場合もあるでしょう。

でも、たいていは抱っこしてほしいという要望を受け止めてもらいたいという欲求です。

そして、受け入れてほしい相手だから甘えているんですよね。

それを受け入れてもらい、抱っこしてもらうことで、自分は大切にされていると感じることができます。


子供は、甘えと自立を繰り返しながら成長します。

甘えてもいいと認めてもらうことで、自尊心が育つのです。

そして、抱きしめてもらうなどのスキンシップは、子供のストレス解消法でもあります。

だから、子供って抱っこが大好きなんですね。





抱っこの要求に応えるのは、子供を甘やかしたり自立を妨げること?

昔は歩けるようになっても抱っこをせがむのは恥ずかしいことだとされていました。

なので、2~3歳で「だっこ~」と言っていると、やや否定的な反応がありました。

賛否両論あるとは思いますが、現在の育児論としては求められるだけ抱っこをしてあげてよいという考え方が主流のようです。


また、「甘やかす」のと「甘えさせる」のは違います。

甘やかすというのは。子供が頼んでもいないことを大人がやってあげること、だと思っています。

靴を履かせてと言われないのに履かせる、とか、食べさせてと言われないのに食べさせるとかは甘やかしかもしれません。

でも、甘えさせることはまた違います。

自分の要求が受け入れられることで、自分が大切にされていることを自覚して自尊心を育てていくのです。


逆に、自分の要求が否定されると、大切にされていない、受け入れられていないのではないかと心が満たされずに不安を感じてしまいます。

「もう歩けるんだから歩きなさい!」とか「もう抱っこなんて恥ずかしい。」と言ってしまいがちですが、そう頭ごなしに否定すると子供も悲しくなるかもしれませんね。


自尊心が育つと、成長とともに安心して自立していくことができるといわれます。

また、抱っこの要求が満たされて満足すると自然に抱っこの欲求が減るので、要求を満たしてあげるのが抱っこ卒業の近道だったりもするようです。

押してダメなら引いてみろではないですが、求めるものがいつもそこにあると安心すれば、自然と求めなくなるものなのでしょう。


ただ、抱っこが重くてつらい時もあるし、環境によってはママの腰が悪かったり、下の子が生まれたりしてあまり抱っこをできない場合もありますよね。

そんな時にママだけ我慢して抱っこすればよいかというと、そんなことはありません。

親子も人間関係ですし、それでは良好な親子関係は結べませんよね。


どうしたら我慢せずにいうことを聞いてもらえるか、どうしたら気持ちよくにこにこしていられるか、

お互いに学びあって成長しあっていくのが子育てというものなのかな、と思います。


子供に自発的に抱っこを卒業してもらうには

自分の要求が受け入れられて自分が大切にされていることを感じた上で、自分で歩くことの楽しさを前向きな動機付けで伝えていくとよいでしょう。


例えば、抱っこやハグを少ししてから、

たくさん歩くと大きくて強くなるんだよ~。とか

あの角まで、どっちが早く行けるか競争したいな~。とか


根気のいる話ですが、それが一番の近道のようです。


まだ、共感する力が弱い幼児期では、ママが疲れたから、とか、腰が痛いからというマイナスの動機付けはあまり効果がありません。

でも、そのような理由で抱っこができない場合は、抱っこしてほしい気持ちに十分に共感してその気持ちを受け止めた後で、しっかりと理由を伝えて代わりに座って抱きしめたり手をつないで歩いたりして挙げられると良いですね。


また、抱っこ以外の要求なども同じように受け止めてあげるなど、日々の生活の中での向き合い方で子供の心を満たしてあげることも重要でしょう。

子供はどこまでなら親が要求を聞いてくれるか試しているところもありますから、日々の生活での枠組みやルールは事前に決めておいてその中での要求を受け止めてあげましょう。


実際のところ、抱っこは何歳ごろまで?

子供それぞれだと思いますが、先輩ママさんたちの声では、4~5歳になると外での抱っこは恥ずかしがってしなくなるようです。

人の目が気になってくるお年頃なんですね。


でも、家の中では、小学校低学年~10歳くらいまでは抱っこやハグを要求して甘える子供が多いみたいですね。


おそらく、何の制約もなければ10歳ごろまでは抱っこをしてほしいという気持ちはあるのかな~と思われます。


そして、うちの母も含めて先輩ママさんが口をそろえていうのが、男の子のほうが甘えん坊でママにべったり、なんだそうです。

これは、科学的にもホルモンバランスなどにより男の子のほうが精神的な成熟度が遅いからということもあるようです。



重たくて大変だけど、2~3歳なんてまだまだ抱っこが必要な年ごろですね。

たくさん抱っこしといて良かったーって後で思えるように今のうちにできるだけスキンシップを取っておこうと思います


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